さて、前回までで自分の作ったデータのバックアップおよびシステムのバックアップに関しては一通り書いてきましたが、今回は仕事で使う場合の危機管理(ちょっと大げさかな?)に関して。
テーマは「仕事で使うならパソコンは2台にしよう!」です。
何かしかのトラブルでパソコンが使えないという状態になった場合その復旧にはある程度の時間が必要になります。
これが数分程度なら何とかカバーできるかもしれませんが、数時間もしくは数日になってしまったら、仕事上の問題(例えばメールの返事を書けないために起こる信用の低下など)が生じる場合は、当然の事ながら代替のパソコンを用意しておく必要があります。
連載の3までの方法でデータのバックアップが出来ているという情況で考えると、後はメインで使っているパソコンと同様のソフトや設定(メールやネットなど)を施しているサブのパソコンがもう一台あれば、メインのパソコンが動かなくなってもすぐにサブパソコンで仕事が続けられますね。
サブとして用意するパソコンはノートパソコンでも構いませんし、以前使っていたパソコン(メインパソコンの導入前に)でも問題ありません。
サブのパソコンを用意する目的は緊急時の代替だからです。
重要なのはそのパソコンの設定を出来る限りメインのパソコンと同等にするという事だけです。
データは他の場所にバックアップしていますからそちらからサブパソコンに持ってくれば問題ありません。
もし、あなたが仕事でパソコンを使っていて、パソコンがなければ仕事上に問題をきたし、さらにパソコンは1台しか無いという場合は迷わず代替機を用意すべきでしょう。
幸いな事に現在パソコンの価格はかなり下がっています。
DELLのようなBTOメーカーや、TWO-TOPやパソコン工房、DOS/パラといったパソコン(パーツ)ショップのショップ製パソコンなら10万円を切る価格で売られています。(もっとも安いモデルだと3万円なんていうのもあります。OSは付属していませんが)
こういったパソコンを買って、それをメインマシンとして使用し今使っているパソコンをバックアップ用にしても良いでしょう。
この程度の投資で信用を失わずに済むと考えたら安いものです。
さて、この連載も次回で最終回。
最終回はバックアップすべきデータについて考えてみましょう。
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