子供の頃、夢中になって見ていたウルトラマン。
自分はウルトラセブンが地球に来た年に生まれたので、第二次ウルトラ世代にあたります。リアルタイムで見たのは、「帰ってきたウルトラマン」「ウルトラマンエース」「ウルトラマンタロウ」「ウルトラマンレオ」の頃ですね。さすがにウルトラマンレオの頃は小学校の高学年になっていましたので、ところどころしか見ませんでしたけど。
ウルトラマンから教わった事は沢山ありますが、その中でも今思うと大切な教えだと気が付くのが、「正義」についてです。
ウルトラマンシリーズと言うと、何故か突然現れて地球を破壊する怪獣をウルトラマンが倒したり、地球を侵略しようと企む宇宙人をウルトラセブンがやっつけたりという印象が強いと思います。つまり正義のヒーローウルトラマンが地球(人間)を守るために勧善懲悪を繰り返す。そんなお話だと思われがちだと思います。
ところが、中にはそれでは割り切れない話があるんですよ。
例えば、ウルトラマンですと「故郷は地球」。ウルトラセブンだと「ノンマルトの使者」という話が当てはまりす。
「故郷は地球」に登場する怪獣ジャミラは人間(宇宙飛行士)ですし、「ノンマルトの使者」のノンマルトは地球の先住民族です。
その相手に対したとき、ウルトラマン達は人間の味方をしてくれるのですが、そこで行使される力は必ずしも正義とは言えないものだと子供心に感じ取ったものです。
正義とは何なのか?
幼いながらもいろいろと考えさせられ、それを気付かせてくれたウルトラマン。
ウルトラマンがある時代に生まれて幸せだったなと思います。
自分の息子・娘も丁度テレビシリーズが復活した(ウルトラマンティガ)頃に育ちましたので、そこで何かを感じ取ってくれていたと思います。
正義について少しは考える素養が育った頃に自分の世代はガンダムに出会うのですが、それはまた別にお話したいと思います。
戦争が語られなくなった頃に育った世代が、戦争とは何なのかという事を考えさせられた話でした。
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