先週MOVIX仙台で見てきました。
当日はレディースデーで女性料金が半額という事もあり平日なのに劇場内は結構な人でした。
OO7が上映されるスクリーンに入ってみると、まるで綾小路きみまろの独演会にでも迷い込んだか?と思われるくらいの年齢層の高さ(笑)
OO7シリーズファンの中高年の皆様(って俺もすでに中年なんだが)で客席は1/4程埋まっていました。
席に座って上映開始を待っていると、前席では売店で買って入ったおつまみを派手にこぼすおば様。後席では席が違うと言うおば様とおじ様の言い争う声。隣ではチケット無視して空いてる席に座っていたおじ様が上映後に入ってきたおば様に抗議され・・・
あぁ~ 映画に集中できん!
お陰で冒頭のカーチェイスシーン後の会話が今ひとつ頭に入らなかった。
映画館はこういう事があるんでね。。。
その後は息もつかせぬアクションの連続と合間に入る?お芝居に集中できました。
で・・ネタバレしない程度に感想を書くと。
ダニエル・グレイク ( – _ – )イイ!
特に今回は前作「カジノ・ロワイヤル」の続編といっても良いお話なので、前作で失った恋人の復讐に我を忘れて暴走するジェームズ・ボンドを熱演しております。
とにかくこれまでのボンド映画とは違うシリアス路線を突き進んでいるので、往年のファンの皆さんの中には「こんなの007じゃない」と思われる方もいるかもしれませんが、映画の嘘をワクワク楽しめるような時代ではもう無い?ので、これはこれで正解だと思います。
007映画が不調だった頃にスパイ映画として成功したのは、「ミッション・インポッシブル」と、ジェイソン・ボーンシリーズだと思うのですが、自分はミッション・インポッシブルはあまり好きではなく、ボーンシリーズは好みでした。
映画は全て御伽噺(実話を基にしたものでも、ファンタジーに変わりは無い)と思っていますが、あまりにもそれが過ぎると興ざめするものです。それが以前の007シリーズとミッション・インポッシブル。
今回のこのダニエル版ボンドには人間味と現実感があるところが自分の場合は好きな点ですかね。
ただやはりOO7映画は、このままではダメだと思うんですよ。
ジェームス・ボンドはもっとお洒落でクールでスタイリッシュじゃないと。
ですから、次の3本目がダニエルボンドがボンドとして受け入れられるかの本当の勝負かな?と感じました。
あ。
くれぐれもこの「007 慰めの報酬 Quantum of Solace」を見る際は前作の「カジノ・ロワイヤル」を見る事をお忘れなく。
2本で1本の映画ですので、見ていないと何が何だか分からなくなる可能性があります。
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