先週4/25から仙台地区先行公開になった映画「重力ピエロ」を早速見に行ってきました。
春が二階から落ちてきた
という印象的な書き出しで始まるこの物語ですが、仙台の街を舞台にした連続放火事件とグラフィティアート(落書き)・遺伝子配列との不思議なリンク、さらに二十数年前に起こった婦女連続暴行事件との関連性。
性格も外見も対照的な兄弟が謎に迫ることに明らかにされていく悲しい過去。
とこれ以上は原作を読むか映画を見た方にしか話せませんね~
原作を読んだときもちょっと絶望的な感覚に襲われたのですが、映画でもやはりそういったシーンがありました。
つまりあまり明るい映画ではありませんし、ハッピーエンドでもありません。
しかし、救いはあったと感じました。
素直に感動して、見てよかったと思っています。
仙台に住んでいる人間にはもちろん、舞台となる風景も楽しみの一つでした。
小田原にボウリング場があったり、原町が連坊だったり、利府から北山まで走ったりとありえないような描写もありましたが(笑)
印象的だったのが、ラスト近くのシーンでまだ幼い主人公達に父が語る言葉。
「楽しそうに生きていれば地球の重力なんてなくなる」
※映画の中の台詞を正確に覚えていないので、該当する箇所の原作から引用しました。
こういったタイプの映画(そもそも邦画をあまり見ないので)は、あまり映画館では見ないのですが、重力ピエロを見る事ができて心から良かったと思っています。
コメント
映画のネタばれをさせずに紹介するのって難しいですよね。でもへろへろさんのを読むときっと見たくなると思います。
>roseteaさん
お褒め頂きありがとうございます。
傑作だと思いますので(原作が傑作ですからね)ぜひ映画館でご覧になって下さい。
[…] りかな。 もちろん、全編を締めくくる「死神対老女」も。 「旅路と死神」の中では、「重力ピエロ」の主人公「春」と思われる若者も出てきて、伊坂ワールドを感じられるのも良いです […]