イノセント・ゲリラの祝祭

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海堂尊さんの「チーム バチスタ」(田口・白鳥)シリーズ第4弾となる「イノセント・ゲリラの祝祭」を読了。

現在テレビドラマでシリーズ第3弾にあたる「ジェネラル・ルージュの凱旋」が放送されています。(と、いっても原作とはかなり違う感じです)

今回のこの「イノセント・ゲリラの祝祭」は、シリーズの中でも異色?といっても良いくらい純粋な謎解きというものはありません。
その意味ではミステリーとしては成り立っていないのかもしれません。

ですが、自分の感想としてはこれまでの3作の中でもベストにあげても良いくらいの、早く続きが読みたい感を味わいました。

シリーズ1作目から読んでいると、作者の訴えたい事は「Ai(死亡時画像病理診断)を導入しなければ死因の(特定=病死・他殺・医療事故)の解明などありえない」だと思います。

現役の医師(病理専門医)だからこそ書け、現役の医師がそんな事まで書いて良いの?と思わせる内容が、田口・白鳥他様々なキャラクターを動かし、シリーズ前作や他の作品とも連動して読ませる筆力に自分は完全に魅了されています。

読むなら、やはりシリーズ1作目の「チーム・バチスタの栄光」からをお勧めしますが、映像作品は映画もテレビも田口役が原作の設定と異なりますので注意が必要です。

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