野村の「監督ミーティング」

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楽天イーグルスの今シーズンも終了し、一足速くストーブリーグ。
次々と自由契約選手が発表され、エース岩隈投手のメジャーへのポスティングもほぼ決まり、今年1年出場機会に恵まれなかった岩隈投手の女房役藤井選手のFA権行使も報じられました。
先日も書いたとおり、今年の低迷の原因は首脳陣がほぼ総入れ替えしてしまった事にあったと思っているのですが、その中でも数少ない(というか、たった二人だけの)野村イーグルスからチームに貢献して頂いた山田バッテリーコーチも今期限りで退団(なんでも来期はオリックス入りの噂も・・・)。
全くもってこの球団のフロントは何を考えているかさっぱり分からない訳で・・・

そんな思いを抱えながら先日昨年まで野村監督の下でヘッドコーチを務められていた橋上秀樹さん著の「野村の「監督ミーティング」」を読みました。

内容は・・・(Amazonより引用)

名将・野村克也の秘密は、その「ミーティング」にあった!

著者は、ヤクルト、阪神、楽天と3球団で、
のべ12年間にわたって、野村監督の教えを受けてきた愛弟子である。
とくに楽天ではヘッドコーチとして、監督を間近で支えてきた。

著者いわく、野村監督と他の監督のいちばんの違いは、そのミーティングにあるという。
ヤクルト、阪神、楽天と、常にマイナーチェンジを加えながら選手たちに野村監督が説き続けた「監督ミーティング」とはいかなるものだったのか?
野村監督の了解もいただき、本書ではその秘密がはじめて公開される。
組織論からリーダー観、人材育成術、人生哲学……数々の弱小集団を立て直し、多くの選手の能力を開花させてきたエッセンスがそこにある!

今まで野村監督の野球はデータを重視したID野球だという事は知っていましたが、その実際がこれほどだったとは驚きました。
なるほどこれなら昨年までのイーグルスと今年のイーグルスが全く違うチームに見えた訳が分かります。
データを元にした根拠があるからそれが例えマイナスに働いた場合でもそれはミスでは無いと。これがあれば選手も積極的に動けますよね。
ビジネスにも応用できる考え方であるとは思われますが、やはりこれは野球を指導する方々に読んで欲しい。
失敗したから責める、怒るそんな指導者が多すぎる気がしますので。まずその前にその行動をとる確固たる根拠が無いと選手は育たないですよね。
名著だと思います。

しかし、楽天球団もこんな近くにこんな良い野村野球の後継者がいるのに、目が無いよな。 P26

 

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