公開前からこのブログでも何度も取り上げていた、ジョン・ウー監督、トニー・レオン・金城武主演の「レッドクリフ(赤壁)Part1」を見てきました。
非常に期待が高かったこの映画。
一時期は、へろへろ管理人日記を訪れる方もこのレッドクリフ特需とも言える様な勢いで、1日500アクセスに迫る勢いがありました。
と、こうやって長々と前フリしているともうお気づきになるかもしれませんが、管理人的には「ちょっとなんだかな~」といった感想。
他のレビューサイトを見てもあまり評判が芳しくないですね~
ただ、まだ未見の方も沢山いらっしゃると思いますので、自分の感想は追記に書く事にします。
見ていない方は、まず見てから評価されるのが良いと思いますよ~
これだけは言えるというか、汲み取っていただきたいのは
まだ、三国志世界に触れていないという方には入口として充分だと思います。
実際一緒に見た、かみさんは全く三国志の事は知りませんが充分に楽しめたようです。
三国志好きの自分から見ても、趙雲、関羽、張飛(関羽と張飛はもう少し背が高ければ尚良かった)、魯粛は、もうまんまやんけみたいな感じでした。
ただ・・・ここからは追記に書きますが
自分の心の中に既に自分だけの三国志がある人(三国志好きは皆そうだと思うけど)にとっては・・・
ネタバレがありますので未見の方は絶対追記を見ないようにお願いします
ネタバレがありますので未見の方は絶対この後を見ないようにお願いします
もう良いかな?
曹操が徹底的に悪役として書かれている=三国志演義ベース だと思うのです。
ところが、三国志演義の中でも特に有名な逸話が全くと言っていいほど描かれていません
今回のPart1ですと
・趙雲が阿斗(後の蜀漢二代皇帝劉禅)を抱いて曹操軍の軍勢を突破するところは描かれていますが、その後、劉備に阿斗を渡した際のストーリーが描かれていません。
・長坂橋の仁王(張飛)の活躍が全く出てきません
・夏口へ援軍を求めに行っていた筈の関羽と諸葛亮が何故かこの場所にいます
その分といってはなんですが、オリジナルストーリーは満載です。
しかし、心に響くようなストーリーは1点のみ(甘興が老人に謝罪するシーン)くらい。
あ、ただ孫尚香は いい(≧∇≦)b です
惚れた!(笑)
さらに突っ込み所が満載なのもこの映画の特徴だったりします
正直、天才軍師諸葛亮の反射の計には大笑い(心の中でですがね)しました。
赤壁前哨戦最大の山場とも言える単身での呉重臣との大論陣も中途半端。
その後の行動も天才軍師の片鱗を見せるところ無くPart1は終了(笑)
周瑜も主役なので、一方に肩入れできないのは分かるけどあんまりだ。
さらに蒼天航路ファンの方には許せないだろう曹操のコスプレプレイまであります。
あれじゃただの色惚けジジイだよ。
さらに劉備。
いくら草鞋売りだったからって、それはないだろ?
終いには、呉の大都督(総司令官)ともあろうお方が単身で敵陣に切り込みます。そして負傷って・・・
「制作費100億円、「M:I-2」のジョン・ウー監督が贈る「三国志」の完全映画化」というキャッチコピーですが、さすがに完全映画化と言うには明らかに無理がありますね。
自分としては、
「制作費100億円、「M:I-2」のジョン・ウー監督が贈る三国志ファン必見・必笑の歴史アクションファンタジーラブロマンス」
と付けますね(^^ゞ
実際、アクションなのかファンタジーなのかラブロマンスなのかさっぱり分からんかった。
そして、最大のポイントですが・・・アクション(戦闘シーン)が退屈すぎ。
スローモーションはもう見飽きましたヨ。
まあ、期待が大きすぎたのかもしれません。
こんだけ言っていても、Part2も劇場で見ますよ。
なにせ三国志ファン必見・必笑ですから(笑)
知っていれば知っているほど笑えるし、ちょっとしたところにも気が付くところ(今回は関羽の学習塾かな?)がありますので。
あ~チャン・イーモウが撮ってたら全く違う映画になっていたんだろうな。。。
「惜しいかな!赤壁!」(分かる人には分かるよね。
コメント
期待が大きいと落差が大きそうですね
自分はDVD待ちですが、その時は三国志風の映画くらいに思って見る事にしますw
映画館で見た方が良いですよ~
迫力だけはありますので(笑)
私は三国志を全然知りません。
子供がゲームで盛り上がってたのは知ってましたが。。
そんでもって、いきなり中国の成都市で孔明さんのお墓なんか見てきたりなんかして、
その時、孔明さんの人形に顔の前のピラピラが
上に立つものは近くを見てはいけない、(近くを見ないように顔の前にピラピラがあるらしい)とガイドさんが言ったので妙に感心しながらも写真を撮ったのでした。
とにかく三国志についてはまったくの初心者なのですが
レッドクリフを見たい~~~なっては、思ってます♪
ぜひ見て下さい。
そして、小説でも漫画でもよいから三国志の世界に触れてもらいたいと思います。
序盤の貂蝉のストーリーがオススメです。
・・・まあ、架空の人物なんですがね。(^^ゞ
神がかりな天才軍師さんも女性ならグッときますかね。